新宿発アマゾン行き

友人に、もらった。
激動の、ひとりの女性の人生。
この本私が産まれる前に発刊されてるわ。
歌舞伎町と、アマゾン。お店や、恋。
全共闘や、銃撃戦。
今は、冷めた時代だから。青春時代くらいは熱を持った人達が集まる場所に、私も身を浸したかったと、思う時がある。

「酔うほどに悲しみがのたうち回った、かつての自分自身の姿も思い返された。」

「人を憎んだり怒ったりすることが嫌いな人だった。そんな人に憎しみの念を持たせた事が私は悔しかった。初めて店で会った時、「この人が嫌がるようなことは決してすまい」と心中誓った私だったのに、、。」

「アマゾンには美しいものと醜いものが混在していた。」

夢をかなえるゾウ4

インドに行く前にこの本読んで、ガネーシャの置き物持ち帰ってきたから、この神様に尋常ではない親近感を感じている。
啓発本だけど押しつけがましくないからいいなと思う。
「大きな夢に向かう小さな一歩を、今日踏み出す。」「だって時間は、自分の人生そのものだから。」「かなえてきた夢を思い出す。」
夢を、私はたくさん叶えてきたなあ。
これから叶えたい夢も、たくさんあるなあ。
少しだけ、書いてみる。

☆叶えた夢
○たくさんの国に行って、旅をした。
○心から好きな音楽も好きな小説も好きな映画もたくさんできた。
○恋人ができて、大事にしてもらった。
○かけがえのない双子といろんな遊びをした。
○本音を話せる友達ができた。
○ホールケーキとか、おいしいものをたくさん食べた。
○おしゃれして、たくさんでかけた。
○原っぱで日向ぼっこしたりとか、寝転んだりとか。
○家族で、たくさん笑った。

☆叶えたい夢
○子どもを、3人くらい育ててみたい。
○自分の本が出したい。
○誰かのことを心から大切に想いたい。
○バカみたいにはしゃぎたい。
○自分の好きなものだけ集めた空間をつくりたい。
○もうちょっと、大事な友達を増やしたい。
○誰かの感情を動かせるような作品がつくりたい。
○他人からの評価を気にしてこころを乱したり狼狽するのはやめて、ものごとを冷静に見つめられるようになりたい。
○この世の美しいものを見たり聞いたり感じたりする。

ステレオガール

また好きなバンド見つけちゃった。
ステレオガール、女の子4人と男の子1人のちょっと不思議なバンド。
ボーカルのミステリアスでピュアな魅力と、バンド全体の不思議なバランスと。言葉やpvが綺麗で中毒になる。
エネルギーが渦巻いているかんじがしてとても好き。風が吹いてるかんじも。何が起こるかわからない感じも。全部ていねいなかんじも。

あとは、錯乱前戦もいいよ。クレイジー大好き。まっすぐすぎて痛いな。最高にロックンロールだな。

ことり

双眼鏡を買いました。
バードウォッチングのためです。
昨日は、ヒヨドリムクドリオナガを見ました。
ことりは、繊細な細工みたいに美しいなーと思います。種類ごとに、色も形も全然違って魅力がある。
普段は目にもとめないけれど、地球にたくさん暮らしている仲間たちのことをもっと知りたいと思います。

両親

うちのパパは、自分のことをパパちゃんって呼ぶ。
うちのママは、自分のことをママちゃんって呼ぶ。

うちのパパは、家にいるときはだいたいゴロゴロしている。
うちのママは、たまにイライラするほどなみだもろい。

うちのパパは、わたしに文化を教えてくれた。
うちのママは、わたしに生活を教えてくれた。

冷静と情熱のあいだ

最近の私は、江國香織フィーバーだ。
なんて幸福な読書の時間。キャラメルショコラのミルクティを、お気に入りのマグカップに入れて、ページを進める。
この人の書く文章が大好きだ。
冷静と情熱のあいだ」は、辻仁成との共同作品。とても、良い。この人たちの文章の書き方には、責任が感じられる。途中で読者を放ったらかしたりせずに、納得がいくように丁寧に丁寧に書いてくれて、置いてきぼりにならない。
いつも、冷静と情熱のあいだで、わたしたちは揺れている。それはしばしば、未来を見据えての計画的な行動と、瞬間としての衝動との戦いでもある。
ずっと、考えてること。
でも、この小説では、過去というものの捉え方についても、深くメスを入れている。

「もう、縛り合うような恋愛だけはしたくないから。」
本を買わない。「読みたいだけで、持ちたいわけじゃないもの。」「所有は最悪の束縛だもの。」
「歴史を守るために、未来を犠牲にしてきた街」
「つねに相手を理解しようとし、それ以上に理解されたがってた。」
「肉体と気持ちが目に見えないところで小さく分断されているのだった。」
「ミラノの方は世界で一番綺麗なドゥオモで、フィレンツェの方は世界で一番素敵なドゥオモだって」
「彼女の健康と不健康を、やさしさと身勝手を、勤勉と怠惰を、好きだなと思う。」
「僕はきみの人生に、まるで影響しないんだ。」「言われたのではなく、言わせてしまったのだと知っていた。」
「どこにあるのか分からないものを労る方法をぼくはまだ知らない。だから、考えてみたら、ぼくはずっと心が痛んだままそれをそのままにしてきた。」
「苦しい時に誰かに頼ることができない人だった。いつも自分一人で決めてしまう芯の強さがあった。」
「甘やかされることへのいらだち、許されていることへのいらだち、そして、傷つかれていることへのいらだちだ。」
「どうしてなんだ。どうして閉じこもる。責めてるわけじゃない。ただ話してほしいだけなんだ。」「その瞬間、私は完璧に理解した。私はこのひとをうしなうのだ。」
「過去しかない人生もある。忘れられない時間だけを大切にもって生きることが情けないことだとは思わない。もう戻ることのできない過去を追いかける人生をくだらないとは思わない。みんな未来ばかりを語りたがるが、ぼくは過去をおろそかにすることができない。」
「きょうここに来ることを、いつ決めたのかと訊かれれば、十年前にとこたえるほかない。」