とるにたらないもの

江國香織の、日常が書かれてて楽しかった。

些細なこと、どうでもいいと切り捨てられてしまうものを、たくさん拾い集めたい。

やっぱり、自分でも素敵だと思うような毎日を送れるように、がんばってみようと思った。

お風呂のなかでいろんなことの決心をするという話がよかった。

チョウにルラメイという素敵な名前をつけたこと。

幅広いのにケーキと聞くだけで喜んでしまう私たちのこと。

追いつめられてるよ。って、父に向かっていうこと。

大笑いは小さな狂気。

パプリカ

映画見ました。
筒井康隆の本も読んでみたくなった。
設定や出てくるキャラクターが魅力的でおもしろかったし、音楽と絵がすごすぎる、アニメとして傑作。

夢と現実、子供と大人、男と女とか、いろんな対立する要が盛り込まれていて、ストーリーやセリフも、考察しようと思えば、いろんなことが言えそう。

尺もそんなに長くなくて、いろんな展開あり、ロマンスあり、たくさんの問題提起あり、というかんじで、楽しい作品でした。

物語のなかとそと

江國香織、散文集。
2時間お風呂に入るとか、シャボン玉液をいつも持ち歩くとか。この人の生き方がまるごと好き。

キンカンベリー「植物じゃないんですか?」
「職業柄、言語を絶する訳にはいかないからだ。」
見合い「結婚?この人と?なぜ?」
「何もかも自分で感じること。」
「物を書くにはストリップする度胸が必要なのよ。」
「読むことは、どこに行ってもここに居続けること、なのだ。」
「シュークリームを食べながら紅茶を飲むような小説を書きたい」
「心配するのが嫌だからって、叱ったらいかんよ。」
「大人はいいなあ。子供に、そう思わせることのできた彼らは格好よかった。」

鈴虫炒飯

おもしろかった。
好きなのは、水玉刺青、軽薄連打、戦車通学、居候昼寝、芸術逃亡、とか。

3万択問題を出題する俺を止めるな、っていう文章かっこいい。
田中象雨さんって若い女性なのね。
いろんな書体がかっこいい。

私もひとつ考える。

今は、睡魔圧勝、かな。

ポリス・アカデミー

コメディっていいね。アメリカのコメディは、本気のお色気が見れるのが楽しい。
そして、やっぱり、主人公がどれだけ魅力的かってことにかかってるんだろう。
キャラクターもわかりやすくて。
現実世界の中で、そういう劇的なことが起こるのを、やっぱりいつもどこかで待っているんだ。

ブルース・ブラザーズ

めちゃめちゃおもしろかった。
こんなド派手さは、邦画では出せない!
そして、音楽が素晴らしい。
何台パトカーぶっ壊すのさ。
アクションあるあるとして、主人公の運転スキル高すぎる問題はあるけれど。
終わり方も、よかったです。
映画が始まった時には、まさかあんなことになるとは。
知らない間に敵が増えていく人達。
エルウッド、かっこよかったなあ。

世界の中心で、愛をさけぶ

前にも、読んだことあったかも。
この作家さんは、すごく豊かな表現力。
その中に、軽妙なユーモア。
恋愛小説をこれだけどまんなかから堂々と描ききるの、なんかかっこいい。

「朝、目が覚めると泣いていた」で始まる出だしも、タイトルも、インパクトある。

「見ること、知ること、感じること···生きることに動機を与えてくれる人がいなくなってしまった。彼女はもうぼくと一緒に生きてはくれないから。」
「選び取ったものだけが現実になり、それ以外は消えてしまうからだ。アキが目にするのは、無数の可能性のなかから選び取られた、ただ一つの「ぼく」だった。」