The breakfast club

高校一年生のとき、アメリカで初めてこの映画見て、あやうく「不良」に恋に落ちそうになった。
80年代的要素がたっぷり詰まった傑作だと思う。

アメリカの、スクールカーストの実態を初めて明らかにした映画とも言われるんだってね。
監督の「ジョン·ヒューズ」は青春映画の名手だ。

「不良」「スポーツバカ」「ガリ勉」「お嬢様」「不思議ちゃん」
バラバラな5人が、少しずつ心を開いてく。

それぞれの自意識、コンプレックス、家庭への不満。痛み。反抗。
それぞれの口から語られるあれこれは、どれもリアル。嘘でもリアル。

1番の名シーンはどこだろう。
月曜日、学校で再開したらどうするかを話し合うときの、「ガリ勉」ブライアンの「僕は無視しない」かな。

口笛とかダンスのシーンも生き生きしてて良いな。

心の死んでしまった大人の代表として描かれる教師と、大人なのに話のわかる用務員。2人の対比も象徴的。

この映画、今の日本の中高生あたりにたくさん見てほしいと思う。つまらないと思うだろうか。風が吹くような気持ちになると良いのだけど。