SCRAP HEAVEN

映画、「SCRAP HEAVEN」、見ました。
オダギリジョーと、加瀬亮が、それぞれ異なる魅力を放ってる。
パンクでアートでラリってるオダギリジョーが、父親の入院にいく姿とか、ちょっといいのです。
浮かれてお菓子いっぱい持ってくシーン、切なかったな。
加瀬亮は、若干自己中心的に正義感をかざす、不安定で少しクズな役柄が、とても合ってた。
ビビりながらも活き活きと復讐劇にのめり込んでく姿とか、ダサくてカッコよかった。

テーマは、想像力。

世の中
痛みを想像できねぇ
バカばっかりなんだよ

ってセリフ、ちょっと刺さる。
でもさ、これってほんと難しくて。
優しさは、想像力を補う一つの手段であると思うけど、きっと、それだけじゃダメなんだよね。


それから、映画の最後のシーンが、鮮やかで、強烈。生きるか死ぬか、その狭間が紙一重なところで生きた若者たちの物語で、あんまり共感できないんだけど、でも映画としてはおもしろかったよ。