なまけもの

映画「あん」を見ました。

樹木希林の、 

「私たちはこの世を見るために聞くために生まれてきた

だとすれば何かになれなくても私たちには生きる意味があるのよ」

という言葉が好きです。

私はなまけものだから、ずっと原っぱに寝ころんで、風に吹かれたり樹や花や鳥や月を眺めていたいと思う時があります。

毎日、この世の美しさを感じ取れるほど、余裕のある人間らしい生活がしたいと思います。

 

山崎ナオコーラの「人のセックスを笑うな」で、自分のことばかり考える女性が出てくるけど。ひとりよがりなくせに、自分はひとに優しいと思ってる、そんな気持ちがよくわかります。

だけど、人のために自分を犠牲にして働く事とか、ほんとにぜんぜんできなくて。もっと、働き者だったらよかったのにと思います。だけど、どうしてこんなにせかせかと、疲れた顔して多くの人間が働かなくてはいけないのかと思ってしまって、悲しい気持ちになります。困ったことです。