ロミオとロミオは永遠に

恩田陸の、隠れた最高傑作かも。良いところが全部詰まってる。
登場人物の描き方と、ストーリーと、それを裏付ける知識が、本当に素敵。
サブカルチャーなしの人生なんて、味のしないガムみたいだわ。ついでに言えば、ケーキのない誕生日会のようだわ。私は、そう思います。

SONGS

NHKのSONGSにバンプが出ました。
藤くんがたくさんしゃべってた。やっぱり優しくて、泣いてしまった。
最後にうたった「魔法の料理」がいちばんよかった。私は、「present from you」を死ぬほど聴いてたから。
恋人と一緒に見れて、手には余るくらい幸せだった。なかなか、会えない人なので。

きみを嫌いな奴はクズだよ。

木下龍也

私のお気に入りを、少しだけ紹介してもいいかな。

「あの虹を無視したら撃てあの虹に立ち止まったら撃つなゴジラを」
「後藤氏が壁にGOTOと書いた日の翌朝僕が付け足すHEAVEN」
「戦場を覆う大きな手はなくて君は小さな手で目を覆う」
「それぞれに中心を持つぼくたちはひとつの円のふりをしていた」
リクルートスーツでゆれる幽霊は死亡理由をはきはきしゃべる」
「火葬場の煙が午後に溶けてゆく麻痺することが強くなること」

そのまんまで生きたい。わたしたち、そんなに贅沢なこと言ってないのに。

素晴らしき世界

2日続けて映画館へ、今日は、「素晴らしき世界」を見ました。

役所広司が、圧巻のお芝居を見せてました。脇もベテランさんで固められていて、よい映画だったな。

社会は、真っすぐ向き合えば向き合うほど、生きづらい。

みんな、適当したり、逃げたりしながら、やりすごしてる。

いろんなことに折り合いをつけながら生きていて、だけど基本的にあたたかい。

そして、人間は、変われる。

大事なのは、つながりを持って、社会から孤立しないこと。

私たちが生きている世界は、「素晴らしい」だろうか。

 

花束みたいな恋をした

「カルテット」の、坂元裕二の脚本が好きすぎて、最近話題の映画を、映画館まで見に行ってしまいました。
最近、マンガや小説原作の映画ばっかだけど、書き下ろしていうのがいいなーと思う。
めちゃくちゃ、ダメ押しを重ねて来るような、きちんとした脚本だったな。
2人が、だんだんとすれ違ってく姿がかなしかった。最後は、これでもか、ってくらい泣かせてくるから、さすがドラマ脚本家って思った。
好きなものがおんなじ人を見つけた時の、幸福感ったらない。でもそれだけでは、ずっと一緒にいることは、たぶんできないんだよね。

東京タワー

若い、男の子達の物語。東京タワーに見守られている。質の高い文学は、贅沢。高潔なまでに江國香織の彩が細部まで満ちていて、幸福だ。


「世の中でいちばんかなしい景色は雨に濡れた東京タワーだ。」
「決めたら、行動で示しなさい。」「頭のよさというのはつまり、行動能力だ。」
「私は私の人生が気に入ってるの。」
「こんなふうに予定が狂うことを、若いころはもっと楽しめたような気がする。」
「捨てるのはこっちだ、と決めている。」
「透には、どこか危ないところがある、と耕二は思う。ああいう大人びた奴に限って、いつまでも子供なのだ、と。」
「別れることに決めている。決めているが、それはまだ、きょうのことではないのだった。」
「幸福と不幸の区別がつかなくなって困惑する。」
「誰も誰かを捨てることなんてできないわ」「能力さえあれば、人間は自由なのだ。」
「たとえいつか別な女と結婚しても、喜美子との肉体関係はうしなえない」
「誰と暮らしていても、私は一緒に生きたい人と一緒に生きる。」「一緒に暮らすことと一緒に生きることは、必ずしも同じじゃない」
「耕二の女関係について、相談にのるつもりはなかった。半分はばかげていると思うからだし、半分は、耕二なら一人で切り抜けると思うからだった。それはつまり、半分の軽視と半分の敬意だ。」
「興味は持てなかったが、常に正直でいるわけにもいかない。」
「本質的なところで嘘をつかずにすむといのは、ひどく楽なことだった。」