2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日記 (2022年3月)

確実なポイントを逃さないようにしよう。 いけると思ったら、体全部で攻めていく。毎朝公園で腕立てをしていたおじいちゃん。どこでつくったのかわからない傷ばっかり。宮崎あおいが好き。もう少し、お気に入りの服増やしたい。とんがった靴を履いた数学の先…

シングストリート

映画、相当よかったです。 音楽と、役者さんたちの魅力が詰まっててて。 特に、ヒロインがかわいい! 閉鎖された空間から抜け出せるって夢みるの、前だけみて、行動して。久しぶりに、ありきたりに、あ、力もらえたって思ったよ。 マーク・マッケンナー、と…

正欲

すっごかった!圧倒されてしまった。 朝井リョウの作家としての、時代や人間をあばいていく能力が存分に発揮されている。 「イマ」を捉えることに秀でている作家さんなんだ。 そして、構成がつきぬけてクレバー。表現が的確。やっぱり、誰もが誰もを理解でき…

コンジュジ

リアン·ノートンの実在感がすごい。 小さいころ、藤原基央に恋に落ちた気持ちを思い出した。 虐待の描写はやっぱり目を背けてしまうけれど。フィクションと現実がわからなくなっていくかんじと、ラストシーンが圧巻。 お墓に入ることと、明日も仕事に行くと…

キングオブコント2009

今さら見てしまう、東京03が優勝した回。 改めてみたら、ロッチの1本目、しずる、インパルスよモンスターエンジンの2本目すごかった。面白くないネタなかった! 芸人審査だから、愛があるね。 10年以上たった今、明暗がわかれているから振り返るとおも…

雨の日のイルカたちは

せかちゅうの作者だとは。 思ったより純文学ではないか。 9.11が人間に与えた影響の描き方がとってもおもしろかった。 今も、世界は混乱してる。 「暗黙のうちに、これだけはなされないと思われていたことが、現実になされてしまった。ここは見捨てられた世…

オーラの発表会

久しぶりに読んだ、綿矢りさ。 ちょっぴり変な子をかくのが得意なイメージ。 淡白な文章で、読みやすい。 「蹴りたい背中」、かっこよかったな。「となると、脳内でのあだ名は"わたあめシスターズ"で決まりだろうか。」 「あとしばらくは彼氏作らないでいて…

ドライブ・マイ・カー

3時間余裕で見れちゃうね。 霧島れいか、運命じゃない人もよかったけど、めちゃめちゃきれい。 官能的な村上春樹の世界観がそのまま映画になっているようでよかった。 三浦透子も素晴らしかった。しゃべる言葉のすべてがすばらしかった。 タバコと車、かっ…

それでも、生きてゆく

テーマがヘビーだけど、やっぱり会話がすごい坂元裕二脚本。 役者たちの戦いをみた。 満島ひかりが、いつだって大好き。 泣きすぎて目が腫れてしまう。 最終話、最後の最後、2人がなんでもないことを報告し合うところが、すごく素敵でした。「逃げてばっか…

コーリング・ユー

さわやかで、おもしろかった! 題材も、今まで読んだものにないような新鮮さがあって、感動があって。 海外のコメディみたいな適度な軽さとリズムがあって、でも専門的知識に裏付けられてるところ。 それぞれの登場人物のキャラ付けがしっかりしてて、わかり…

ひとりでカラカサさしていく

江國香織の最新作、かな。 綿矢りさが、コロナは誰も描いたことがないから文学的な題材だといっていた。 コロナのせいで、私たち、ありえないことが本当に起こってしまうこと、みんなそろって体験してるんだなと思う。猟銃で3人で死ぬっていうショッキング…

リンダリンダリンダ

Youtubeで佐久間さんと東野くんがおすすめしてて、見てみた。 温度感がとってもよかった! あつすぎないところとか。 セリフにたよりすぎてなくて。 みんなあんまりしゃべらないのに、人間性がびしびし伝わってきておもしろい。 誰もいないステージで歌うと…

柳田国男の民俗学

遠野物語も、この新書も、真面目に全部読んでたら眠くなってくるけど。 民俗学教えてくれた大学の先生が大好きだった。日本人は昔はよく泣いた、という話がおもしろいと思った。泣くことは、悪いことじゃなかったって。表現法法のひとつとして、死んだひとに…

血の歌

なかにし礼の、短編。 森田童子の親戚だったのか。 戦争なんて、ちゃんちゃらおかしい。 「死んでくれてありがとう」ってすごい言葉だね。「あの墜落の衝撃で、中西の何かが壊れた。」「中西には甘やかされて育った人間特有の怠慢と独善がある。ちょっと触ら…

森の紳士録

岩波新書を、読んでみようと思っていて。冬眠明けのクマは、入口に座りこんでひたすらボーッとするんだって。山歩きの楽しさを、めいいっぱい感じられる人が増えたらいいな。 たまにはひとりで森を歩いてみたくなった。 いろんな生きものに出会いたい。

ウレロシリーズ

ほんとに大好きなコント番組。 東京03、劇団ひとり、バカリズム、早見あかり。 全員、ひとり残らずおもしろくて好き。 脚本の伏線回収が毎度鮮やかすぎる。 ゲストもちゃっかり豪華。 そして、定番のくだりのクオリティが高すぎる。 最高にハチャメチャで…

生きる意味

上田紀行著の、岩波文庫。 教授だから、文章が的確で簡潔でわかりやすいうえに、情熱があっておもしろい。 現代の日本人が、どのようにして生きる意味を失っていったのかということが、専門的な時代背景とともに詳しく分析されている。 自分が被害者だと思え…

書を捨てよ町へ出よう

ほんとにすごい。やっぱりぶっとんでる。 実験的な演出も、タイトルもすごいけど、なにより幻滅や怒りの描き方が。 セックスの最中の頭の中での号泣、ウサギ殺させたのに自分ではないと言い張るおばあちゃん、いつも責任から逃げ続ける金にだらしない父親、…

君が異端だった頃

あきれるほど正直で、ナルシストな筆者の人生のおもしろいことおもしろいこと。 いったいいくつのことにのめりこんだら満足するのやら。 人生を、遊びまわりたい。 登場人物が豪華だ。 今はもうなくなってしまったであろう文壇のならわしみたいなものが垣間…