2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

黄色い目の魚

佐藤多佳子、黄色い目の魚、おもしろかったです。 この人は、若さや情熱を言葉にするのが上手だなーと思う。今回は、絵がメインになるのだけど。 最初は短編かと思いました。 ここだって言うポイントで、とっておきのセリフを持ってくるあたり、さすがです。…

さよならcolor

ハナレグミも好きだけど、SUPER BUTTER DOGも好きだなー。やっぱりサヨナラcolorはかなり好きだなー。 この曲の歌詞だけ信じて、人生の大きな決断しちゃいそうだもん。 なんかさ、世の中にはさ、全然凝ったこと言ってないのにどっからどうみても名曲っていう…

愛が嫌い

町屋良平、愛が嫌い。 この人の文章は、浮ついてて読んでてもほとんどつかめない。難しい。なのに、時々グサって刺されたみたいに的確な言葉が降ってきて、ああこのひと文章上手いんだってやっとわかる。私はまだまだひよっこだ。「愛が嫌い」は、仕事やめた…

冷たい熱帯魚

映画、冷たい熱帯魚、見てしまったなー。 園子温監督だからそれなりに覚悟はしてたんだけど、やっぱりやっぱりでした。 世の中に、これを見て純粋に良いと思える人がどれくらいいるのか、単純に気になる。 実話に基づいてるってところがさらにセンセーショナ…

泳ぐのに、安全でも適切でもありません

江國香織の短編。 ちょっと洗練された大人の文学、という感じがして、10代のころに背伸びしたくてよく読んでた彼女の作品。 よしもとばななにかなり近い感じがする。女性のための作品という感じもする。 きれいな言葉たちが、やっぱり好きだ。 「ともかく、…

平気な顔

「平気な顔」が得意。 心の中がどんなにぐちゃぐちゃでも、取り繕って笑える。 「平気な顔」の陰にには、膨大な物語が広がっているのに。 ある人は、恋人と別れた痛みに耐えて。 ある人は、トイレに行きたくてたまらなくて。 ある人は、人生に疲れて。 私た…

苦しい気持ち

苦しい苦しいこの気持ち。 質量ゼロの重たい気持ち。 優しいあの人には言えないね。 嫌いなあの人には言いたくもない。 ジョークにもできないし、怒りにも変えられない。 涙を流してもなくならない。 逃げてもいいかな。 自分にずっと聞いてるの。

店長がバカすぎて

んー読んでみたけど、だめだった。 もちろん、おもしろい部分もあるんだけど、でも、本屋大賞がんがん狙いに行ってる感が透けて見えて、読んでる途中で冷めてしまった。一箇所響いたのは、どんな仕事でも、自分にしかできない仕事っていうのはきっとないって…

ガープの世界

最近、ロビンウィリアムズに俄然興味が出てきて、過去作品を見たりしてる。 「ガープの世界」はなかなかシリアスな作品でした。時々意味不明なことも起こるけど、それも含め、人生の中でいろんなものがとめどなく変化していく様子が丁寧に描かれていて、見応…

蒲田行進曲

古くてハチャメチャな映画を見ました。 今、見渡すと全体的におとなしいこの国にも、こんな時代があったのかなーと思う。 とにかく、松坂慶子の破壊力。 きれいとか、かわいいの定義も、時代とともに移り変わっていくよね。 映画を愛したひとたちが、思いっ…

恋の寿命

galileo galileiの好きな曲たくさんある。 繊細で透明で、まっすぐ過ぎて時に残酷な歌詞が好き。 昨日は、「恋の寿命」を聴いた。それでも君との日々が叫んでいた 愛するって何なのって僕らずっと問われていて 待ってるって君は目を閉じてた どうしようって…

デート

デートに行った。何回目のデートだろう。 安心すると私はあんまりしゃべらなくなる。 移動のときの電車も、小説読んだりする。女は仲良いほどよくしゃべり、男はしゃべらなくなるという。なんか、ひとが誰とどのくらいしゃべってるか、研究してみたらきっと…

錦繍

宮本輝の「錦繍」読みました。 この人の本は、「蛍川」しか読んでなくて、あんまり好きじゃなくてやめちゃったんだけど。でも、あるエッセイで、本のタイトルのセンスが抜群に良いって褒められてて、もう一度読んで見る気になりました。なんだろう、蛍川とお…

いつか別れる。でもそれは今日ではない。

ちょっと前に読んだの、もっかい読んでみた。 この文章たちは、筆者が自分あてのメールに書き溜めた独り言なんだって。 だから、なんていうか、とても濃い、のね。タイトルにパンチラインを持ってくるエッセイみたいのは結構ある。 「試着室で思い出したら本…

髪切った

髪切っても あんまりウキウキしなくなった他人が自分に興味ないこと 少しずつ気づいていった髪切った? その言葉は世間話だった髪切っても 新しい自分なんて、どこにもいなかった失恋は噛み切れなかった髪切った? 言われたいのはあの人だけだった

クリープハイプな夜

クリープハイプのいろんな曲聞いて、好きな曲発掘オーディション開催しました。 「憂、燦々」と「イノチミジカシコイセヨオトメ」と「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」くらいしかお気に入りの曲なかったんだけど。 4曲くらい、ビビッときた曲ありました。 「…

パソコンのない生活がしたい

私、事務作業やってるくせにパソコン好きくない。 作業がうまくいかなくってイライラすること多い。 ほんと、生きてる時間の大半をパソコンの画面と向かい合って過ごすの、バカみたい。 充電とかクリーンアップとかしてご機嫌とって。 無駄にカシコイお前は…

鉛筆画展

「土田圭介」の鉛筆画展に行ってきました。 モノクロのファンタジーに心奪われた。 素敵な作品勢揃いだったけど、一番好きだったのは、「一日の終わり」っていう絵かな。 夜の町の風に吹かれる横顔の表情を、ずっと眺めていたいと思える作品。何より、本当に…

流浪の月

本屋大賞作品、読んでみました。 個人的には、大賞にしてはちょっとだけ読み応えに欠けるかな、と思ったのだけど、淡々とした語り口のせいかもしれないね。 でも、常識とか普通とか、そういうことに対する疑問をコンスタントに投げかけてくる小説で、一読の…

good will hunting

映画「good will hunting」見ました。 マット・デイモンとロビン・ウィリアムスのタッグが最強。 これ、マット・デイモンがもう一人と脚本も書いてるのね。 セリフと言いストーリーの構成と言い、賢さがあふれ出ててファンになりそう。 彼がひとりでフィルム…

どしゃぶり

どしゃぶりの雨の中を、傘もささずに自転車で走った。 雨の叩き付ける音が一帯を支配してる。 水滴が攻めてきて目を開けるのも大変だ。 見る間に髪とか服とか水浸しになって、からだの温度が下がっていくのがわかる。服が肌に張り付いて、全身から水が滴って…

はじめて写真集を買った日

今日、友達が薦めてくれた吉祥寺のbook obscureっていう写真集屋さんを訪ねて、生まれて初めて写真集を買った。 川島小鳥さんが香港のモデルさんangera yuenを撮った写真を中心に、「violet diary」っていうの。 直感で、いいなと思って衝動買いしたよ。 香…

あたしはゆうれい

お仕事終わって頭がぼーっとしている帰り道。 少しお酒も飲んでいて、頭がくらっとしている帰り道。 普段のテンション低いときは聞かない米津さんの曲をヘビーローテーション。 「あたしはゆうれい あなたを知らない 涙の訳も その色さえも それでもきっと …

「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」

小山田咲子さん。 最近とっても好きになったバンドandymoriのボーカル、小山田壮平くんのお姉さん。 24歳で亡くなった彼女のブログ日記集の、好きだった言葉、集めてみるね。これはちょっと長くなる。 「みっともなくなるくらい夢中になれなかったら恋愛なん…