2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日記(2024年3月)

窓の外で、雪が降ったり止んだりする。 たった一人の事務所を思い出す。 ベーグル屋さんにバイバイ。 こたつで寝てしまう。油断によって失敗は繰り返される。 携帯手放すのは難しい。つい手にとって、誰かの感触を求めてしまう。 もう2度と来ないかもしれな…

不適切にもほどがある

楽しかったー。 こんなにくだらなくてワクワクさせてくれるのはやっぱりクドカンドラマなんだ。 キャストもいつも素晴らしいし、謎にミュージカルでおもしろいし。 河合優実と磯村勇斗が特に好きだった。阿部サダヲも最高にはまり役。れなあも出てて嬉しかっ…

誰が国語を殺すのか

国語力の大切さを、説得力を持って訴えたルポ。 公立小学校の現状は深刻だ。 言葉でコミュニケーションがとれないと、他者との関係に、喜びだって見いだせないかも。 ネットやゲームの世界で飛び交う暴力的な言葉だけで生きていく子どもたちがたくさんいるこ…

blue giant

映画を見ました。 blue giantって言葉、かっこいいな。 映像がとにかく綺麗で、素敵だった。 全体的に蒼く描かれる東京の街。 特に演奏の場面は、伝え方の発想が自由で、エネルギーが爆発してて、ワクワクして、めくるめくかんじがとてもよかったです。 宝石…

鉄コン筋クリート

松本大洋のマンガ。 シロとクロと宝町。 なんだろう、この人のマンガは奥行きがすごいけど、でもギャグマンガかな。 シロの純粋さと、素朴な疑問がとっても刺さった。 悪魔に取り憑かれたみたいなクロの迫力もすごい。素早いクロの動きが、私には見えてた。 …

月と散文

私は又吉直樹という人が大好きなので、エッセイが楽しい。 表紙、松本大洋なんだ。とてもいいな。 自分の中で、無限に会話できる感覚、楽しいな。 好きなこと、やったほうがいいって、思わせてくれる。 考えすぎって言われても、考えることをやめられない。…

テストカトリポカ

表紙の絵がとてもかっこいい。 本格的な裏社会もの、というような小説は、これまであんまり読んでこなかったかもしれない。 日本にいる南米や中米の人たちのことも。 メキシコのアステカ文明や、心臓外科医が、暴力団の関係、意外性のある組み合わせと縦横無…

パレード

吉田修一の傑作だ。ポップな作品かと思いきや、怒り、に通ずるこわさがある。 登場人物たちの、圧倒的存在感、というか、絶妙にリアルなかんじがとても良い。 軽い感じのやりとりも心地良い。 だけど、みんな、どこか、狂ってる。 誰もが、どこか、演じてる…

ゲームの王国

小川哲のエンタメ小説。 上下巻あるし、やっぱり理屈っぽいけど、壮大でこの人にしか書けない物語。 哲学と科学、どっちもすごい。歴史も、神話も、物理も、政治も。 無数のアイディアが散りばめられてるような。くじ引き、のtvショーとかもありそうだし。…

荒地の家族

芥川賞受賞作ですね。 とても静かで、寂しくて、なにもない小説。 東北の、口下手な中年の男の人が背負ってるもの、見せてもらった気がした。 主人公の見てる景色やこれまでの人生がが、ぼんやりとした情景として、目に浮かぶ。 「元の生活に戻りたいと人が…

ほかならぬ人へ

とても恋愛小説のイメージが強い著者。 直木賞受賞作なんだな。 どうしても、この人じゃなきゃだめなんだって、思える人がいるの、なんだか羨ましいような気がする。 自分では、どうにもならないのが恋愛かな。 未来の自分が今の自分を裏切るって感覚、よく…

田村はまだか

ゴトーを待ちわびて、的なかんじなのかな。 最初の1行で朝倉かすみだな、とわかる。 ユーモアもあって、少し感動もある。 短編集というかんじだから、長編また読んでみたいです。 「「チャオ」は、「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などを兼ねる挨拶…

君たちに明日はない

とってもドラマ化しやすそうな小説だなあと思った。 首切りプロ集団という設定が斬新。 ポップでフラットで時に辛辣な文章が心地よいです。 今とは少し時代が違うけれど、仕事の中で生まれる不協和音がリアルで、こういう人いるなーってなりました。 「世の…

日記(2024年2月)

誰かに会いに行く、会いに来るというやりとりを、ずっと怠らないでいたい。 雪の中の3姉妹。 引越、手伝ってくれる人がたくさんいるのは幸せなこと。 ぽかぽかのお部屋でおいしいものをたくさん食べる。それだけで嬉しい。 知り合いからの飲み会を断ろうとか…