2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

日記(2023年11月)

甘えた字を書いていることに気づいた。 自分にとってかっこよくありたい。 いつも、時間がゆっくりしてていいですね、ってカフェの店員に言われる。 チキンパイとアップルパイ。この世でいちばんの贅沢をする。 今年は紅白は見れないけれど、櫻坂が出るの嬉…

ムーミン谷の11月

ムーミン、ちゃんと読むのははじめて。 みんな、それぞれのキャラクターが人間らしい複雑さを抱えていておもしろい。 自分勝手で人の話を全然聞いてないところとか。ものの数分で、見えてる世界がころころ変わってしまうしところとか。変なこだわりにしばら…

20代で得た知見

とってもシニカルで感傷的なこの人の文章が好きだなあと思う。 すごく近くにいるかんじがする。 結婚式が嫌いだ、っていう感覚、おもしろい。なぜか夫妻は私を呼び出す。 若いうちに、たくさん小説読んで、旅にもでるね。ものを創るね。 「自分は人を変えら…

クレイジークルーズ

大好きな坂元裕二と宮崎あおい。吉沢亮とのコンビもめちゃくちゃ爽やかでよかった! 久しぶりに、華やかで見てるだけで楽しくなるような映画。三谷幸喜作品みたいだった。 ベタだけど、坂元裕二は元々トレンディドラマを書いてた人なのだものな。 カルテット…

愛は束縛

サガン、2作目を読んだ。 こんなにもじっくりとたっぷりと、人の本質に踏み込んでいくような恋愛小説は流石だ。2人の価値観の違いがどんどん浮き彫りになって束縛が苦しくなっていく過程がよく分かる。 自分の中で、いろんな感覚が次から次へと湧き上がって…

ベッドタイムアイズ

山田詠美という作家さんのことを、全然知らなかったなと思った。 こんなにも異色で官能的な作品を書くのだな。ぼくは勉強ができないのイメージと違ってる。 マリア姉さんに、卒業証書をちょうだいっていうところがよかったな。 過激な言葉の応酬が、深いとこ…

なれのはて

これまでの加藤シゲアキの作品とは一味違って、重みを感じた。 ミステリーでありながら、社会的なテーマにもいろいろと切り込んでいて、だけどエンタメとして成り立たせるためのいろんな工夫があって。 秋田がテーマだったから、親近感を感じました。土崎空…

日記(2023年10月)

7年もの月日が過ぎたとは、考えがたい。 右目の下の痙攣が止まらない。 彼と別の女の人にできた子どもをもらうかどうか、とか、いなくなった彼女の息子が訪ねてくる、とかそういうこと。 頭をからっぽにして作業するのは苦じゃない。苦手なのは、急かされる…

なつのひかり

少しファンタジー要素の強い江國香織の長編。 童話のようなものが得意なのも頷ける。 そして、いたるところに江國節がきらきらしている。きれいで切なくて、かなしくて、一言で刺しにいくような鋭さがある。 重婚とか、けっこう斬新。 「このごろ、私はすぐ…