2020-01-01から1年間の記事一覧

カデナ

池澤夏樹の、2作目を読んだ。 沖縄から見た、ベトナム戦争。そしてスパイ活動。 文章が美しくて、品が良くて、はまりそうだ。 特に、フリーダ=ジェインがよかった。教養に基づいたユーモアとか、自信に基づいた決断とか。 「人生にはとっても大事なことを一…

8人の女たち

このフランス映画、かなりいい。 テンポが恐ろしく速くて、どこへ行くかわからないスライダーみたいな。 フランスの8人の女優たちが全員強いカラーを放っていて、そのぶつかり合いが見応えある。 なんでもありで、それぞれの嘘が次々と鮮やかに浮き上がって…

大規模な親友

ひとりとひとりじゃなくて、この人たちがそろうとはじめて生まれる空気感がある。 絵の具を混ぜ合わせて、新しい色が生まれるみたいに。 みんなに会いたいなーと思うとき、あの空気感が懐かしいから。誰かが泣きそうなとき、この中の、たまたま余裕のある誰…

想い

かなわない人がいる。 強くて、正直で、なんでもできる人。 だけど、その人にはないものを、私は持っていて、だから友達でいられる。好きな人の大事な人でいたいと思う。 好きな人は、ずっと好きなままだと思う。 本音は誰にも見せたくないけどわかってほし…

Dancer in the dark

ビョークの主演映画みた。 ずっと、息が詰まるほどだった。 こんなに苦しい映画はなかなかない。 だけど、そういう映画の中にこそ美しさがある。 重たくて重たくて、もう2度と見たくないけど。 この映画を見ることができてほんとによかった。

誕生日

いちごタルト うた バースデーのかぶりもの 友情 時間 食事 祝いの言葉 笑顔 お金 酒 花火付きケーキ キス オーダーメイドのパスケース 黒靴下 ヒートテック スヌーピーのモコモコ靴下 スヌーピーの蓋付きマグカップ チーズプディング プリン 物語 旅行記 お…

ただやるだけ

下北のシアター711で「ただやるだけ」っていう劇見た。最高におもしろかったです。ほとんど何も覚えてないけど、ほんとにおもしろかったです。 演劇は、瞬間の情熱とか、きらめきが見えるから好きだ。

paper moon

アメリカの古い映画、たまに見るんだ。 ラジオから流れてくる音楽とか、白黒の画面とか、エンドロールの洒落た文字とかが好き。 これまた可愛い映画だった。子役がすばらしいの一言。 古い時代のたんじゅんさとか、それゆえのおくゆきとか、ユーモアとか、か…

12月

22歳はどうやら今日で終わりです。 22っていう数字、好きだったのに。 今晩は、大好きな二人とお鍋をして、クリスマス映画を見ます。 あしたは、下北沢で劇を見て、渋谷のジブリ屋さんにいく。 それで、よるは家族でミッドナイトパーティーして、次の日は最…

アカルイミライ

オダギリジョー主演の映画をまた見てしまったな。 初主演だって。 浅野忠信が、今まで見たなかで最高に輝いてる作品でした。死ぬ直前の、「じゃあな」の顔が忘れられないな。 そして、加瀬亮も出てて、ちょっと嬉しかった。 藤竜也もとってもいい味出してて…

服選び

吉祥寺で、服を選ぶことが多いです。 服選びに時間がかかってしまって。 3つくらい洋服抱えて試着室入るけど、どれもなんか違うなって思って、店員さんに全部返して。 だけど、次着てみるやつは絶対買わなきゃって思ったらさらに選ぶのに時間がかかって。 な…

そのまま

古くからの友達とたくさん話をした。 自分の思ったことをそのまま口にできるのは幸せなことだな。 無理をしなくていいというのは贅沢なことだな。

スーパーカー

スーパーカーの、「creme soda」っていう曲がとてもいいです。Galileo galilei みたい。さわやかで、懐かしくて、ちょっぴり残酷な感じが。「いつかは君と本当の空を飛べたらなぁって、それだけさ。」 「いつかは君に本当のコトを言わなきゃなって思ってた。…

痛い

皮膚が荒れて、血だらけになって痛い。 刺されてるみたいにずっと痛い。どうして簡単に人は傷つくんだろう。 身体も心も。どうしてもっと丈夫じゃないんだろう。 どうして私たちは、時に生きていくのが嫌になるくらい、痛い思いをするんだろう。

徒然なるままに

クリスマスに、紅茶を買いました。 LUPICIAの「ホワイトクリスマス」を毎日ポットで入れてミルクティにして飲んでいます。土日は島に行ってきたので、少し身体が疲れています。絵はがきをお土産に買ってきました。蒼い背景に椿が浮かんでる水彩画のやつ。ス…

ジャンキーナイト

無性にジャンキーが恋しくなる夜がある。 今夜はケンタッキーでチキンとポテトとアップルパイ。それにジンジャエール。 なんにも考えないでチキンにかぶりつく瞬間を愛してる。

1年くらい

ちょうど、この日記をはじめて1年くらいたったみたい。 この1年は、どこまでも続いていくかと思われた気楽な学生生活が終わって、働き始めて、ちょっと苦しいような日々でした。それでも、自分の好きな人やものたちにめいいっぱい助けてもらった日々でした。…

廃校とか、空き家とか

私の知り合いに廃校好きな人がいる。 いるべきはずの子どもたちがそこにいないこととか、誰もいない部屋から感じられる揺らぎとか、そういうのが面白いんだって。昨日は、廃屋アパートに遊びに行きました。 鍵のかかった窓から覗き込んでみたり、ぼろぼろの…

家族

私の家族は、私が生まれた時から全員この世界にいたから、私はこの人たちがいなくなったらどうなるんだろうと、時々思う。 私は想像力が豊かな方なので、時々みんなが死んでしまう想像をしては、涙を流している。 死んだところでちっとも涙が出ない人ばかり…

黄色い涙

犬童一心監督が好きだから、見てみました。 嵐5人なんて豪華と思うけど、彼らもまだ若いから豪華感は皆無です。 なんというか、ちょっと茶番だったけど。 配役ミスも気になっちゃったけど。 でも、好きなことだけをする季節が終わって、自分には特別な才能は…

なまけもの

映画「あん」を見ました。 樹木希林の、 「私たちはこの世を見るために聞くために生まれてきた だとすれば何かになれなくても私たちには生きる意味があるのよ」 という言葉が好きです。 私はなまけものだから、ずっと原っぱに寝ころんで、風に吹かれたり樹や…

天日干しごっこ

最近は、天日干しごっこにはまってる。 日向ぼっこシリーズです。 晴れた日にベランダに出て、ふとんみたいにだらーんとして干されてみる。 すこんとした青空の中から、陽の光が真っ直ぐ私に降り注がれる。 キラキラした光の粒を全身で受けて、そのひとつひ…

よる

されるがままにされてたら、感情がなくなった。 自分から動いてみようと思ったら、嘘になった。

デートの朝

今日は、デートに行くんだ。 私の、好きな服着て行くんだ。 今日は、それだけ考えてればいいんだ。 楽しいことしかしなくていいんだ。 電車に乗って遠くまで行くんだ。 好きな人と一緒に行くんだ。 久しぶりに、デートに行くんだ。

こころここにあらず

疲れてしまってラリってしまった アタマなんてこれ以上働かないわ 何聞いてもちっともおもしろくないのに笑えてくるの 難しいこと喋らないでよ どうでもいいから わかったら ちょっとだけ寝かせて

後悔

人生のほんの少しだけ交わったひとが、写真で大きな賞をとったって。 こころが、ざわざわした。 もっともっと、ちゃんと向き合えばよかったと思った。たぶん、チャンスはたくさん会ったのに。 最後の最後で、私は逃げた。 かっこ悪いとこ見られたから、終わ…

どうでもいい嘘をついた。 誰にもばれないだろうけど。 ぎこちなくてひんやりとしたあの気持ちがやってくる。 大勢の前で手を挙げてわかりきった質問してしまった時みたい。 誰かに挨拶したのにスルーされた時みたい。 必死で忙しいふりしてる時みたい。 脳…

トーキョー

トーキョーには、かわいい子がいっぱいいる。 オシャレして、みんなどこにでかけるの。 世の中には、そんなにたくさん楽しい場所があるの。 誰か私も連れてってくれればいいのに。 小さいころ、お化粧すれば、魔法のように綺麗になれると思ってた。 実際は、…

oasis

韓国の映画、見ました。 出所したての男と脳性麻痺の女の子の交流。 ソン·ギョイルとムン·ソリ、どっちもすごいや。「理解されない」っていうことについて考えた。 映画の中の2人は、ただひたすらに「理解されない」から。私達はいつも、誰かに理解されたく…

星か獣になる季節

最果タヒの本、新しく読んだ。 この人の研ぎ澄まされた感覚が好きだ。 だけど、やっぱり、小説家と言うよりは、詩人なんだなと思う。タイトルとあとがきが、いちばんいいと思った。「ぼくはこんな人にはなりたくなくて、彼が本当はどんな孤独や嫌悪をいだい…