2021-12-01 巡礼者たち 本当に、久しぶりにアメリカの小説を読んだ。 やっぱり、なんとなく、著者と翻訳家の二層になることが心地悪くて、なるべく原文で読みたいのだけれど。 エリザベス·ギルバートの短編集。 「デニーブラウンの知らなかったこと」をはじめ、12篇。 どれも、静謐で、無骨で、終わりが美しいと思った。 好きだったのは、「東へ向かうアリス」「ブロンクス中央青果市場にて」とか。 筆者は、旅をして、その経験が作品の骨になってるみたい。