巡礼者たち

本当に、久しぶりにアメリカの小説を読んだ。
やっぱり、なんとなく、著者と翻訳家の二層になることが心地悪くて、なるべく原文で読みたいのだけれど。
エリザベス·ギルバートの短編集。
デニーブラウンの知らなかったこと」をはじめ、12篇。
どれも、静謐で、無骨で、終わりが美しいと思った。
好きだったのは、「東へ向かうアリス」「ブロンクス中央青果市場にて」とか。
筆者は、旅をして、その経験が作品の骨になってるみたい。