あなたのためだけの短歌

木下龍也。やっぱりすごい。
言葉の感覚、才能なんだ。

「あさがおを通過するたびきれいってつぶやくきみと行間をゆく」
「いじわるな星だとしても母さんがそこにいるなら生まれてみるよ」
「飛び方を教えてくれてありがとう空はこんなに重いんですね」
「ふりむけば君しかいない夜のバスだから私はここで降りるね」
「宝箱あけっぱなしにしておくよこわれたままで帰ってきてね」