太宰治の人間らしさ、それから津軽の風土がぶんぶん伝わってくる。
終わり方、かっこよすぎる。
本当は、要領悪く、生きていきたい。
「私にとって、ふと、とか、われしらず、とかいう動作は有り得なかったのである。」
「大人とは、裏切られた青年の姿である。」
「信じるところに現実はあるのであって、現実は決して人を信じさせる事ができない。」
「友あり遠方より来た場合には、どうしたらいいかわからなくなってしまうのである。」
「酒飲みというものは、酒を飲んでいない時にはひどく厳粛な顔をしているものである。」
「私は、この友人を愛している。」
「津軽人は特に、心のひびを忘れない種族である。」
「津軽特有の「要領の悪さ」は、もはやこの辺にない。」
「しっかりせんかい。」
「さらば読者よ、命あらればまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」