ウエハースの椅子

傍から見れば、狂った女のひとの物語。

不倫から、抜け出すことができない。

こんなふうな恋をしてみたいと思う。

人生は絶望とイコール。

 

キルケゴール「絶望は死に至る病だ」

「父も母も泣かなかった。私も妹も泣かなかった。泣いてはいけなかった。それが私たちのやり方だった。」

「鯛の姿造りやら巨大なエビやらののった、舟盛りのおさしみを一人で食べきるには心意気がいります」

「私たちはそれ以上なにも望むことがない。終点。そこは荒野だ。」

「ジュリアンみたいに毅然とした態度で、愛情を受けとめたいと切実に願う。百パーセントの信頼と、百パーセントの孤独を、心にきちんと刻みつけたいと」

「私は毎日すこしずつ壊れていく。」

「信じきっていなければ、愛に意味などないことを知っていた。」

「でたくもない運動会にでて、紅白の鉢まきをまいてしまったあとのような気持ちだった。」

「今夜、きっと私は死んでしまうだろう。」