2021-09-24から1日間の記事一覧

ゼツメツ少年

複雑な入れ子構造を駆使した物語。 「きみの友だち」が重松清の中で一番好きだから、楽しかった。 いじめとか、自殺とか、そういう問題を小学生の視点から捉えるの、とっても上手な印象。 そして、優しい書き手だなあと思います。 想像力とは希望、想像力と…

斜陽

太宰治の作品の中で、一番好き。 この時代の作家さんたちが持つ、流れるような描写や表現力はなんなんだろうといつも思う。 最後、弟の遺書が圧巻だった。希望の地盤がないっていう表現はすごい。全体の完成度もピカイチで、やっぱり人間失格とともに太宰治…

別れ

いつでも、別れが辛いです。動物でも、友達でも、家族でも、恋人でも、あんまり知らない人でも。昨日は、彼女たちは、フェリーに乗って旅立っていった。 どうして私たち、一緒にいられないんだろうと思う。一緒にいれば、こんなに楽しいのに。 しばらく会え…