アカルイミライ

オダギリジョー主演の映画をまた見てしまったな。
初主演だって。
浅野忠信が、今まで見たなかで最高に輝いてる作品でした。死ぬ直前の、「じゃあな」の顔が忘れられないな。
そして、加瀬亮も出てて、ちょっと嬉しかった。
藤竜也もとってもいい味出してて、「許して」のシーンはちょっと泣きそうだった。
サイコに近いひとたちに対して、真正面から向き合おうとするのって、心が折れてしまいそうで切ないな。お前の逃げこめる場所は夢の中か刑務所だなんて、苦しいな。
クラゲも綺麗だったし、映像も全体的に暗くて綺麗だった。
最近、すみのよるの「いつかこの気持ちも忘れる」読んで、the back horn の存在知ったから、主題歌うたっててへえと思った。チェ・ゲバラの服きた少年たちが、「アカルイミライ」の象徴なんだろうか。
オダギリジョー浅野忠信のファッションが、照れるくらいおしゃれで、こだわりを見た気がする。

映画は、はじまりの5分で引き込まれるかどうか決まるって誰かが言ってたけど。ほんとにそうだなって思う。なんていうか、はじまり方で、映画の「質」が決まるような気がするんだ。
「昔から、俺は眠るとよく夢を見る。それは、いつも決まって未来の夢だった。夢の中で、未来は明るかった。希望と、それから平和に満ち溢れていた。だから俺は眠るのが楽しかった。ついこの間までのことだ」