カッコウの巣の上で

ジャックニコルソンの若き日の名作、かな。
精神病棟での個性溢れるやりとりや、一人の異分子が院内をかき回す姿は、見どころあり。
特に、ビリーの大きな目が良い。
普通ってなんだろう、異常ってなんだろうって思うよね。でも、普段大人しい患者さんたちが、明るい顔で笑う時もあれば、狂ったように怒る時もあって、そういう人の表情の変化がおもしろい映画だった。
ツッコミどころも多めだけど、そこも含めて躍動的。ただ、びっくりしたのは、最後の展開が最近みたフランス映画の「ベティ・ブルー」にかぶりまくっていたことです。とりあえず、苦しい映画だと言っておこう。