はじめての短歌

短歌をつくる時の心得がわかりやすくつまってる。
こんなにも理路整然としていながら、自分は社会的には全然だめだという総務課長。一体何者なんだこの人は。

「生きのびる」ためではなく「生きる」ことを歌う。「生きのびる」という命題が生み出した社会の強制力に対して、「生きる」というもうひとつの大きな命題が要請する、戦いのような感覚。「生きる」ための尺度は、忘れられないかどうか。
「それ以上の感情を求める」
「僕らがコンビニに対して上から目線になるのは、追い詰められているからですね。」「自分たちで望んでそうしたくせに、その効率のかたまりのようなコンビニに行くと、なんか圧迫されてそうなるわけですよね。」
泥棒なんかよりも、反社会的なもの。なんていうか、もっと理解できないもの。
単純にいい短歌、おもしろい短歌をつくるのではなく、世界像を提示する。