こういう物語がかけたらいいな、と思います。
誰かにとってはあまりにつまらないもので、でも誰かにとっては小さな宝物みたいにいつまでも輝くもの。
キュートでユーモラスで、世の中にあるものを、静かに揺るがすようなもの。
「そんなの、生まれたばかりのへびの赤ちゃんにだってわかることよ」
「私たちをほんとうにしばるのは、苦痛や災難や戸棚ではないのよ。幸福な思い出なの。」
「小さいおんなのこっていうものはね、たいていのことはよく知ってるものなのよ。でもやったことはないの。」
「旅はおさんぽとはちがうー。ピクニックともちがうー。」「旅は迷子とおなじー。生まれるのとおなじー。死んじゃうのとおなじー。」
「「ほんとね」微笑んで言う以外に、私に何ができたでしょうか。」
「手に入れたものがあるの」「過去の思い出よ」「過去の思い出って淋しいのね。それに悲しい。じれったくもあるし、絶望的でもある」
「お客さまは選べない。ちょっとへんでも仕方ない。」