ビギナーズラック

帯文を小山田壮平が書いていたから手に取ってしまった。

なんだかロックな短歌たち。

 

噴水がキラキラ喘ぐ 了解ですみたいなメールをたくさん送る

あなたには言えないことがおおいから草原、こんなにもぼくの胸に

印象派展をみにゆくぼくたちに春 むき出しの世界を歩む

遠くに近くにかすかに揺れるはるじおん いろんな顔をぼくに見せてよ

もう何度も同じことを繰り返している 電線がたわむ すべてが美しいんだ

いくつになっても円周率を覚えてる いくつになっても きみがいなくても