愚かな薔薇

少し苦手なタイプの描写が多くて困ったけれど、こういう不思議な世界観をまるごと創り上げる恩田陸の手腕にはいつも驚かされる。

ある一族の独特のしきたりとか、そういうのを考えるのが異様に上手い。

ワクワクするし、ゾクゾクするし、少し懐かしい気持ちになる。

装丁が素敵だと思いました。