おしまいのデート

瀬尾まいこ、久しぶりに読んだ。

ぬくぬくのイメージがあったけど、意外と攻撃的な描写もあったんだな。

からっと笑える場面も多かった。

短編集だけど、最初の3作が気に入った。いろんな人と人との関係性がある。思ってもみなかった人と、心が通ったなって思えたら嬉しいね。

「母さんと二人の不自由さと気楽さ。人数が増えた家族の気詰まりと豊かさ。プラスマイナスすると、同じくらいかもしれない」

「でも、俺の働いたお金で、ご飯を一緒に食べたい。そう思って、頭に浮かぶのは上じいだけだった」

「まあ、どんなもんでも潮時はあるわな」

「離れたら終わりとかにはなんないから」