香りの話

紅茶検定を受けようと思って勉強しています。
コーヒーも好きだけど紅茶も好きで、どっちも毎日のように飲みます。
コーヒーも紅茶も、香りが大好き。
挽きたての豆のこんがりとした香り。
ちょっと大人の、余裕のある香り。
もくもくと消えていく贅沢な香り。
フレーバーティーの品のある香り。
胸だけでなくてからだいっぱいに広がる香り。

わたしは考えてみるといろんなにおいが好き。
インクのベンジンのにおいも、仏壇の線香のにおいも、ハグされてるときに嗅ぐ相手のにおいも、ガソリンスタンドの石油のにおいも、カビっぽい体育館の倉庫のにおいも、柑橘類の刺激的な香りも、ヒノキの木材のにおいも。

それらは目に見えないし、人間にとって、匂いを感じることは、たまにしか大事でないように思える。
それでも、香りは一瞬にして私を幸せな気持ちにすることができる、魔法のようなものなのです。




「香りとは花の感情だ」(ハインリヒ·ハイネ)