ハヌマーンというバンドの、「アパルトの中の恋人たち」という曲がある。次の歌詞がひっかかって離れない。
愛し合うと言うにはおぞましいほど
醜い行為に果てた後で
ざらっとする後ろめたさはなんだろう
愛し合うということの素晴らしさを説いたうたは腐るほどあるけど、ああこのうたの歌詞は、なんと的確な表現をするのだろう。
もうひとつ。My hair is badの「惜春」という曲に、引っかかる表現がある。
僕らはいつだって 勘違いばっかで
幸せはいつだってそのおかげだったんだ
これも、ほんとにそのとおりだなって。
世の中の幸せの8割くらいは、勘違いだと思う。
こういう残酷で客観的な歌詞が、こころに刺さる。