百の夜は跳ねて

古市くんの小説。
純文学は、やっぱり難しい。
私には、言葉のかけらを拾い集めるような読み方しかできないです。
きっと、現代の生き方とかそういうものを、鋭く切り取った作品という気はするけれど。

オフィスビルで働く労働者やタワーマンションの住人は、僕たちのことをおそらく人間だと思っていない。」
「金持ちは、こんなにも地味なクラッシックを毎日聞くものなのか。」
「とても嬉しいことがあって、本当はあの人に真っ先に伝えたいという時に、この世界の中じゃ完結しなくなるのよ。」
「女の成功が悲しく見えない時代が来るといいわね」
「私に街を与えてくれてありがとう」