よき時を思う

自分への敬意、それから、自分に関わった家族や友人たちへの敬意を込めて、晩餐会を開く。

徳子さんと、その家族のあたたかな交流の描写が魅力的でした。

宮本輝、けっこう現代的な言葉も入れ込んで小説をかくのだな。

最後の方の唐突な主人公交代が違和感があったけれど、深い教養にあふれた一冊。

やっぱり、あらたまって生きてることの素晴らしさ、感じられる機会は大切かもしれない。

そういう機会じゃないと、言えないことがきっとある。