星の子

今村夏子の星の子。

今村夏子は、淡白で上品で少し奇妙な世界観を持っているイメージ。

無駄な言葉がない。

ただ、宗教団体の一員である親を持った子どもの生活を、穏やかに、偏見なく、たまに鋭く書ききっているのがすごいなあと思う。

静かなのに、雄弁な小説。

ちょうど昨日、とっても可愛らしいお嬢さんたちに宗教勧誘を受けたばっかりだったから、考えてしまった。

彼らが持つ、独特の空気感を。