なれのはて

これまでの加藤シゲアキの作品とは一味違って、重みを感じた。

ミステリーでありながら、社会的なテーマにもいろいろと切り込んでいて、だけどエンタメとして成り立たせるためのいろんな工夫があって。

秋田がテーマだったから、親近感を感じました。土崎空襲のことも、秋田が石油の産地だったことも、私はなんにも知らないのだな。

Newsの活動を続けながらこういう作品を書く、著者の人間的な幅の広さが良いなと思いました。