河合隼雄と柳田邦男の対談集。
柳田國男かと思ったら違ったね。時代が違うね。
でも、すごくおもしろかったし共感するところが多かった。
感情が、人間にとって大切。
心の問題を、生きることの本質を、これからもずっと考えていきたいと思った。
死ぬことを、忘れないようにしよう。
いつか死ぬときのことを思って生きていこう。
自分だけの物語を大事にしたいし、幸せをかみしめていたい。
「無気力学生とか言われますが、何をしてもだめだとすぐわかる。だから、何もできなくなる」
「みんな死のことを忘れて対話しているから、それはほんとうの対話になっていない。」
「ほんとうは誰も神話をもっている」
「イデオロギーと現実生活、イデオロギーとその人の人間性との乖離に気がついた。」
「ひとりで自分の存在の意味を考えなきゃいけない」
「そういうときに会社を辞めても一年くらい平気で生きていけるというのが、ほんとうの意味の豊かさですね」
「私は自分の祝福を数えていた」
「時間や年齢の感覚には不思議なものがありましたね。本質的なものが見えてくると、生きている次元も違ってくるのかもしれませんね」