2024-08-15 市民ケーン 新聞記者が5人の証言者たちの取材をし、その断片によって一人の男の人生が浮き彫りになっていくところの構成がよくできている。 rose budの意味が明かされず、立入禁止とされる演出もおしゃれだと思った。 ケーンの成功や孤独が、胸に詰まる。全部結局は自分のためで、人の気持ちなど考えず、愛を求めるばかりの主人公は哀れに見えてくる。 白黒映画だけど、たくさんの斬新さと普遍的な映画としての素晴らしさを内包する良い作品だと思った。