死んでいない者

ちょっと、この本を正当に評価できるほど私には実力がないなーというかんじ。
一人称がコロコロ入れ替わるようで俯瞰的で、登場人物が多すぎて徹夜明けの頭にはきつかった。
たぶん、恐ろしく正確な言葉の使い方をする作者。
会話と会話でないことの境目や、事実と事実でないことの境目がむずかしい。
劇的な理由やきっかけのない不登校のくだり、好きだった。

赤と青とエスキース

伏線回収が見事だったけど、そこまで引き込まれなかったかなあ。
やっぱり、プロットを大事にすると、こじつけ感が出てしまうというのが、悩ましいところだ。
でも、ふつう、と奇跡は両立するんだな、と思わせてくれた。

「どちらの立場になっても、私はいつも自分から先に手を放してしまう。持っていられないのだ。熱すぎるのも、冷たすぎるのも。」
「俺は本当は、レイにだけは、ワライカセミじゃなくてカワセミでありたかった。」
「俺はなんでも、わかりやすく表に出ているものだけで判断していたかもしれない。」
「俺が名前をつけるのはおこがましい。」

日記(2022年4月)

作品を、完成させる。淡々と、仕事を進める。春になったら、気持ちが明るくなりました。
早くみんなに会いたいな 。

はじめて何かを認められると、こんなに素直に嬉しいんですね。

海を、1時間くらい眺めていました。色が変わっていくのを、ずっと。海の近くに住んでいたということを、懐かしく思う日がくるんだろうな。

上等な服屋さんじゃなくても、あれこれあわせてみるだけですっごく楽しい昼下がり。

11時に布団に入れる幸せ。

土曜日の午前、Aマッソのヤンタンを聴きながら家事をする。

フキとか、お花とか、いろんなつぼみが待機中です。

4月になっても積もる雪。

友達の恋愛話を聞く時の他人事感が好き。

ひとりあそびを全力でする。

ゴシップとか、そういうの、どういう風に受け止めればいいんだろう。見て見ぬふりして流す、かな。ぜんぜん関係ないのかな。

なんか、みんな、たくさん助けてくれるんだなあと思う。

今年は、押し花をする!

やっぱり、ADHDは、事務仕事向いてない。

この、不注意人間をどうしよう。

江口のりこ真木よう子、思ったこと正直に話すのおもしろい。

あかるい気持ち。

Chilli beans,売れる予感。

徹夜なんてするもんじゃない。

1年暮らしてみてやっと、海から朝日をみた。

車で寝たりするの、不思議な気持ち。窓からの景色が絵みたいなの。

ワクチン接種。おやすみなさい。

最近、いろんな男の人と電話で話すことが多い。私は、できるだけ、本当のことだけ言うようにしている。

急に、トライアングルが鳴らしたくなった。

どっかの水族館でみた、古着みたいな魚が忘れられない。

じいじのミッキーパンケーキ

ちょうど店に入った時、大好きな曲を流してくれる店にまた来たくなる。有線なのに。

弘前の駅でカノンと尾崎豊のI love youが素敵だった。

桜のジェラート食べたこと。

海外の人が、ピンクの服を着ていることが多くて、そういうマインドがいいなと思った。

デカたんぽぽ発見。

鳥がひかれる瞬間を見た。

ラッパ水仙かわいい。

オシドリ夫婦かわいい。おばあちゃんに鳥の名前聞かれて嬉しかった。

1日1日、がんばりましょう。

ブナの新緑がきれい。

もうすぐ、お休みなんだー。みんな、待ってるんだー。

大好きな弘前の喫茶店ひまわり。
おばあちゃんが、あんた本読んどったやろ、と言って栞をくれた。

亡霊のようにトイレに吸い込まれていく夜中のサービスエリア。

晴れた日には、なんでも出来る気がする。

おっきいお化け屋敷のこと。

すっかり1人になれたけど、いてくれたらいいなと思う人のこと。

丸まって眠る夜行バス。

実家に帰ってウキウキすること。

楽しめばいいよ、それだけでいいよ。

転々

いい映画でした。
変なものが次々と登場しておもしろい。
不思議な空気感。
オダギリジョーは声がいいんだな
そして吉高由里子の破壊力。

卒業するとき全部写真燃やした
別人の人妻
バスケットボールをキャッチできない黒人
警察の前だけ静かになる派手ギタリスト
さびしくなりたかったから、日曜のバス
そんなに並ぶほどじゃないですよ
コビトカバは嫌
デタラメな歌
親父って言えば?
チャツネ
泣くほどのこと?
極弱火でも?

ヤンヤン 夏の想い出

良い作品だった。
ヤンヤンのずばぬけたかわいさはもちろん。
子どもならではの動きや目線、考え方が、とっても伝わってきておもしろかった。
長尺だけど、ぜんぜん飽きない。
それぞれの物語がていねいに語られていって、生きることの難しさが、静かに胸をうつ。
ラストシーン、素敵だったな。
台湾に、行ってみないと。

「おばあちゃんは、ぼくが話すことなんて、もう知ってると思ったんだ。」
「人の知らないことを教えてあげる仕事をしたい。」

黄色いか黄色くないか

タイトルのセンスが抜群。
Aマッソというコンビ名もそうだけど、いつでも斜め上のことば選びが新しくて、追いかけてしまう。
コンビで、女の子としてのかわいさを失わないまま、十分キテレツで、ぶっ飛んでる。
加納ちゃんの知識や語彙力、反応のよさが、賢さとしてにじみ出る。
いろんなことに立ち向かっていこうとする姿勢が好きで、人のいいところを見つけておもしろがろうという生意気で人懐こいところも好き。
コテコテの大阪弁で素直なところも、毎回初舞台みたいに緊張すると言っていたところも、わけわからんところでムキになるところも、とっても好きです。
小説は、描写が細かいし、重すぎないし、いい仕上がりだなーと思いました。個人的には、加納愛子という人間が好きなので、エッセイの方が好き!

くるり

「ハイウェイ」と「言葉はさんかく心はしかく」が異常に好きなので、くるり発掘ナイトをやりました。
本当に幅の広い音楽をしている人たちで、曲数もすごいから全部は聞けなかったけど。
東京、魔法のじゅうたん、女の子と男の子、superstar、ナイトライダー、thank you my girl、非常に良かったです。素晴らしいです。
「東京」の、恥ずかしいことないように見えますか、とか。独特のことば選びに、泣きそうになる。