アイネクライネナハトムジーク

2度目の「アイネクライネナハトムジーク」鑑賞。

この映画は、伊坂幸太郎の原作と、斉藤和義の主題歌が非常に好き。
10年という月日を使って、その中で変わらないものと変わっていくものを巧みに表現している。
どこかでつながっているものどうしの物語達はお互いに少しずつ影響を与えていて、そして歴史は小さく繰り返す。
特別じゃない小さな夜の積み重ねが、この世界を動かしてるんだ。

「立ってる仕事って大変ですね。」
「財布を落としたのが、このひとでほんとによかった。」
「この方がどなたの娘さんかわかってそんなことをしているのであれば、命知らずだなと思いまして。」
「いいですよ。」「良いんですか。」「だめですか。」
「佐藤じゃん。」
「積み重ね。」
「あいつ、迷わなかったんだ。いろいろかなわねーなって思った。」