大規模な親友

ひとりとひとりじゃなくて、この人たちがそろうとはじめて生まれる空気感がある。
絵の具を混ぜ合わせて、新しい色が生まれるみたいに。
みんなに会いたいなーと思うとき、あの空気感が懐かしいから。誰かが泣きそうなとき、この中の、たまたま余裕のある誰かが助けてくれるだろうな。
誰かが幸せなとき、単純にその事実を泣きたくなるほど祝福できるだろうな。
それぞれが勝手なことを考えて異なる日常をおくって、それでも、私たちは互いに引き寄せあってまた集まることができると思う。