悪人、愚行録

金曜の夜だから、映画2本立て。
妻夫木聡×満島ひかり
「悪人」は、深津絵里が、素敵だった。
金髪の妻夫木くんも珍しい。
2人で岬で朝日を見てるシーンがハイライト。
柄本明の、「大切な人間がいない人が多すぎる」というのも、コロナ禍の今深刻かもしれない。その人の幸せな様子を思うだけで自分まで嬉しくなるって、最高。
最後のシーンもよかった。「そうですよね。世間がいう通りの人なんですよね。あの人、悪人なんですよね。」って、全然信じ切ってないような顔で言うの。
「愚行録」は、満島ひかりが舞台挨拶で、「どんなひとにも見えないようにみつこを演じた」って言ってて、やっぱり素敵だと思った。

世の中、誰が、何が、悪いのか、わからない。
家族は選べない。怒りをどこに向けたら正解なんだろう。
人が悪人になるまでのいくつもの過程と、いくつもの視点。そういうものを、見つめることって大事なこと。