世界の美しさを思い知れ

はじめて読んだ作家さん。
ただただ旅に出たくなった。
それと、仲の良い双子の描写が、自分事のようで共感できた。
「地下鉄の改札を抜けると、双子の弟が微笑んでいた」っていう書き出しが好き。
「双子の勘ですね。俺にはもう、これしかない。」
「俺達はちゃんと二人で二人だったし、二人で一人でもあったんだよ。」「俺達は二人で生まれてきたんだよ。ぼんやり、死ぬのだって二人な気がしてた。」