書を捨てよ町へ出よう

ほんとにすごい。やっぱりぶっとんでる。
実験的な演出も、タイトルもすごいけど、なにより幻滅や怒りの描き方が。
セックスの最中の頭の中での号泣、ウサギ殺させたのに自分ではないと言い張るおばあちゃん、いつも責任から逃げ続ける金にだらしない父親、サッカー仲間に犯される妹、飛ばない人力飛行機、なんでも持っているようにみえる男、大金をはたいた屋台をとられる理不尽。
人の嫌なところが顕著に出ててくらってしまう。
えいめいがウサギのまねするとこが、いちばん好きだった。寺山修司が着てるようなコートがかっこいいね。
平内の出身だね。

まっくらなところでしか上映されない映画。
やっぱり、町に出た方が健全だ。