田村はまだか

ゴトーを待ちわびて、的なかんじなのかな。

最初の1行で朝倉かすみだな、とわかる。

ユーモアもあって、少し感動もある。

短編集というかんじだから、長編また読んでみたいです。

「「チャオ」は、「おはよう」「こんにちは」「さようなら」などを兼ねる挨拶後だが、兼ねすぎでは、と、花輪春彦は思っている」

「小六でロンリーをやられたら、おれら、ちょっと、近づきがたいよな」

「田村は孤高な小六だったな」

「目に見えるもの全部に、ぱっと、きれいな色がついたんだ」

「青い星みたいな女の子がいいな」

「あたしってこういう子なの、と打ちだしたい「女の子」が見て取れる」