もうひとつの時間

川の流れに沿って走ってみる。
景色が流れていく。
最近、鳥に関心がある。
カモ、ムクドリ、サギ。
それぞれの時間が流れている。

大好きな本のひとつに「旅をする木」がある。
本の中で星野道夫さんは、「もうひとつの時間」という概念を提示している。
忙しい日々の中で、ふとアラスカを思い浮かべると、そこには雄大な自然が奏でる時間の流れがある、と。
わたしもそう思う。自然には、それそのものに時間の流れがあって、わたしたちはそれを忘れてはいけないのだと思う。