偶然と想像

短編3つで、どれも同じくらい記憶に残った。

本音ベースの会話劇が、興味深い。

 

1つ目は、好きな人を傷つけることしかできずに、どうしていいのかわからない2人の関係がよかった。好きと憎しみが同時にあるような。どう転んでもおかしくないような。

 

2つ目は、まわりに流されることなく、常識の外で思考し決断する能力、というのを肯定する2人の関係がよかった。少し、コントのような展開も。

 

3つ目は、偶然×偶然から繰り出される意外な結末がよかった。幸せそうに見えても、時間にゆっくり殺されていくような生活、とか。

 

俳優さんが、どのお話もとても素敵でした。少し棒読み口調にきこえるのは、演出かなあ。久しぶりに映画館で見ながら、くすくすできました。