コーリング・ユー

さわやかで、おもしろかった!

題材も、今まで読んだものにないような新鮮さがあって、感動があって。

海外のコメディみたいな適度な軽さとリズムがあって、でも専門的知識に裏付けられてるところ。

それぞれの登場人物のキャラ付けがしっかりしてて、わかりやすかった。

水族館でシャチを見る目が変わってしまう。

そしてニルヴァーナ、かっこいい。

 

「担当飼育員にも、心身ともに「このシャチのために生きる」というほどの強う覚悟が求められる。」

「この男は、たいていのことを面白がるのだ。アンバーが思うに、それがいささか不適切な場合でも。」

「ただイーサンは、自分の部下ですらない他人にばかばかしい権力者面を見せる人間には、たいていなんとなく軽蔑を感じるのである。」

「食べたり休んだりするより、いっそ倒れるまで忙しく遊ぶ方が好きなんだ。」

「ねえイーサン、二百万ドルなんかなくっても、それだけで本当は僕ら、十分に楽しいんじゃないかい?」

「でも、あなたのそういう天使の落第生みたいなところが好きよ。」