毎日を、やっぱり、味わいつくして生きていけたらと思うよ。できるだけ、きれいな写真や、拙い文章にして残していけたらと思うよ。いいなと思ったひとを、手放さないでいられたらと思うし、お気に入りのものや服であふれるような生き方ができたらと思うよ。
「どうしてこんなに世の中っておもしろいの?なんでこんなにきれいだったり、どきどきするの?こんな楽しいことがあるなんて、信じられない、なんで生まれてきたことってこんなに楽しいの?」
「私は関東大震災も、戦争も経験しているの。でもね、今がいちばんよくない時代だと思う。若い人たちに元気がないもの。」
「なんだよ、モルジブまで行って靴音?と思うけれど、それが生きていくことの中でのその人にしかない宝物なんだと思う。」
「なんの希望もないのに逃げないということ」「おかしな期待をしていないだろうか。」
「私は、もの自体にはなんの意味もないということをほんとうに知った。それを選び、使うその人の輝きがものに宿るのだ。」
「家族に困ったことがあったからって、楽しいことをやめるという考えはあまりよくない。」「どんな教えよりもはっきりと、父が最後まであきらめなかったことが伝わってきて、泣けてきた。」
「大切なことはきっと少ししかない。」
「あんなに美しい三人のひとり生き残りになってしまった、それはどんなに淋しいことなんだろうと思ったのだ。」