月と散文

私は又吉直樹という人が大好きなので、エッセイが楽しい。

表紙、松本大洋なんだ。とてもいいな。

自分の中で、無限に会話できる感覚、楽しいな。

好きなこと、やったほうがいいって、思わせてくれる。

考えすぎって言われても、考えることをやめられない。例えそれが、どんなにどうでもいいことだろうと。

「せめて好きなことをやって自由に恥を掻きたい」

「文章を書くという行為を気負いすぎて危うく実力以上のことをやろうとしてしまった」

「そんな時、「俺の好きな子の方が圧倒的に可愛い」という独特の方法で慰めてくれたのは原くんだった」

「悲観してもいいから止まるな」

「お前と旅行に行く本が可哀想やわ。楽しくないやろな」

「表現することに脇役なんてないのだ」

「あの日の僕のように目的地のさらにその先を目指してみようと思う」

「まさか証明写真機が壊れていたということを受け入れられず、その椅子に座ったまま呆然としている男がいるとは誰も思わないだろう」

「半袖孤立おじさん」

「これが好きな僕っていい感じでしょ?という姿勢を見て、とてもダサいなと笑うことはある」

「日本支部もしっかりしなくてはと改めて思った」

「言葉を尽くしても描き切れないような大切な記憶を、暴力的な言葉で片付けられてしまう無念」

「死ぬ気で生きないと、やりたいことの半分も終わらないよ」

「「あの時、あの人に自分の正直な気持ちを伝えていればどうなっていたのだろう?」と考えることがある」