知り合いが、歌舞伎町について調査していて、その調査結果をみせてもらいました。
なぜ、ぼったくりがなくならないのか、をテーマにして、フリーのキャッチの存在について体をはって調査したものです。
ぼったくりの手口とか、暴力団のつながりとか、キャッチの素性とか、ダークな部分にがんがん食い込んでいく彼はただモノじゃないなと思います。
一歩、踏み出せば、その世界へと迷い込んでいくことは、案外簡単なのかもしれないけれど、踏み込むことのない世界。
「犯罪心理学」の授業で、ひとを犯罪から食い止めるものについて習ったことがあります。
やっぱり、一番大きいのは、「ひととのつながり」らしい。
家族が悲しむから、とか。友達に顔向けできないから、とか。
将来の自分を犯罪から守るためにも、うすっぺらい関係ばかりでなくて、本気で自分の身を案じてくれるような仲間を増やしたい、と思うのです。
いつもの自分がいなくなった時に、少しでも悲しいと思ってくれるひとがいること。
そう信じられること。
それが、とても大切なのかもしれない。
これは、友達がカルトにとりつかれてしまった時にも思ったこと。
普段から、健全なときの自分をよく知っているひとがいてくれるから、様子のおかしいことに気づいてくれるひとがいるのだと。
近くにいてくれるひとの存在をなくさないようにしたいと思うきょうこのごろです。