貧しい人

海外に行くと、よく道でお金をせがむ人を見かける。子供を抱いていたり、怪我をしていたり、ホームレスだったり。
あとは、道でなんとかお金をもらおうといろんなことをする人がいる。変な着ぐるみ着て注目集めたり、手づくりの楽器を演奏したり、車の窓ふきしたり、花を押し付けてお金をせびる詐欺まがいのことだったり。国によって違うけれど、いろいろある。
一度お金をあげてしまったらきりがないし、日本人がなめられることにもつながるし、以外とお金に困ってない人もまじってるなどという理屈をつけて、大抵の場合お金はあげない。
でも、悲しい気持ちは残る。少しのお金が彼らを喜ばせることも、自分がお金に執着しているのだということも、貧しくてかわいそうと思う気持ちが相手に届かないことも、本当は知っている。