なんだか、あんまり好きではない表紙とタイトルなのだけど、住野よるは全部読んでおきたいなあと思って手が出るのです。
そして内容も、なんだかまわりくどくてめんどくさくて途中イライラしてきてしまうのだけど、最後まで読みました。
なんだろう、このかんじは。一概にネガティブとは言えないような気もするこのかんじ。
だけど、主人公の死にたいかんじ、言葉にして伝えるの、すごいことだと思った。
最果タヒが、青春は軽蔑の季節だって言ってたな。
「そして、その自分の感情に死にたくなった。」
「友人関係をポイント制のように捉えている自分に、茜寧は死にたくなった。」
「人でも物でも、小説でも、自分がこうありたいって思えることを示してくれる存在に出会えたっていうのは、すごい幸せだと思う」
「だけど、その子にとっての現実がどこにあるか分からない。」
「どうやって生きてったらいい?」
「表と裏で二人いるっつうんなら、二人ともだ」