こんなすごい脚本、あったんだ。
怪物や、それでも生きていくに近いシリアスなテーマで、全然逃げない坂元裕二の脚本に心から敬服する。
人は、今だけじゃなくて、思い出と夢の中に生きる。ほんとうにそうだな。
主人公の豹変ぶりがすごくて、真っ直ぐさが怖い。
自分がしたひどいこと、全然覚えてなかったな。かわいそうって言ったとき、相手はどんな気持ちになったかな。
おとなになって、どんどんずるくなったな。本当のこと、言えなくなったな。
誰も悪くないことに気づいて、世界を変えられるなんて思えなくなったな。
自分にとって、かっこいい人でありたいなって、菅野美穂見てたら強く思ってしまった。
「あたし、お父さんにもあの先生を殴ってほしかった。」
「わかってほしくねーよ。」
「黒い物を黒いと言えなくなる。白い物を白いと言えなくなる。それが大人だ。」
13階。ぽーちゃんとの電話。
「思い浮かべてみて。」