誰が国語を殺すのか

国語力の大切さを、説得力を持って訴えたルポ。

公立小学校の現状は深刻だ。

言葉でコミュニケーションがとれないと、他者との関係に、喜びだって見いだせないかも。

ネットやゲームの世界で飛び交う暴力的な言葉だけで生きていく子どもたちがたくさんいることを思うと、この国の未来が心配になる。

感情労働、という言葉、初めて聞いた。すごく、腑に落ちる表現だと思った。仕事によって感情を奪われているって、ずっと思っていたから。

羽の生えた言葉で、どこまでも飛んでいきたいな。

「人にとって本当に大切なものって不可視なものだと思っています」

「そんな時代の中でしなければならないのは、社会からどう言われようと、自分が好きだと思えることを見つけ出すことだ」