いつか別れる。でもそれは今日ではない。

ちょっと前に読んだの、もっかい読んでみた。
この文章たちは、筆者が自分あてのメールに書き溜めた独り言なんだって。
だから、なんていうか、とても濃い、のね。

タイトルにパンチラインを持ってくるエッセイみたいのは結構ある。
「試着室で思い出したら本気の恋だと思う」的な。
「夫のちんぽが入らない」的な。
だけど、そのひとことに、これほど的を射たメッセージが込められてることはなかなかないよなと思う。
「いつか別れる。でもそれは今日ではない。」
筆者は、生き方を提案してるんだ。
ずっとなんてないんだから、だから、ひとを愛するときには今を全力で楽しみながら、別れができるだけ遠くにあることを願うんだよって。


好きな考えたち。

「カッコいいから好きになった。でも、カッコよくないところも愛さないと、それは憧れの域を出ない。」

「見た目以上の中身でなければならない。
 逆に、中身以上の見た目に魅力はない。」

「ただ好きなように好きなことをする自分のことが好きな人しかもう愛さなくてよし。」

友達の定義
「自分の思っていることも感じたことも、分かりやすく話す必要もなく、オチを付けたりする必要もなく、面白おかしく話す必要もないままに、ただ真っ直ぐに話していいと思える人。そして相手もまた、そのストレートさで返してくれる人。これを電話でやるのもメールでやるのも失礼だと思える人。」

「好き嫌いで環境を決定できるのが大人だ。嫌いなものを嫌いだと言えなくとも、上手く避けて歩くのが、大人というものである。」

「十年後も関わっていたいと思えないようなものに、明日も明後日も関わる必要なんてない。」

「相手の長所と短所を踏まえて、あくまで現実と戦い続ける関係を、私は本当の恋人同士と呼びたいのである。」

「そもそもご機嫌に生きる以外、私たちに大した義務などないのだ。」