緊張してしまう自分がどうしようもなく嫌い

 今日は、たくさんの人の前で話す機会があって、緊張して上手くしゃべれませんでした。親しい人が見に来てたから、かっこ悪い姿見せたくなかったのに。緊張したくなかったのに。そういう時にかぎって緊張してしまう。上手くいかないものです。

 緊張してしまうのはなんでだろう。それは、わたしが自意識過剰だから。かっこつけだから。いつも、率直で周りの目を気にしないでいようと思っているのに、こういう時、私は化けの皮がはがされたような気分になる。緊張しているという事実は、ただかっこ悪いのに加えて、人の目を気にして生きていることをひとに証明しているような絶望的な気分になる。

 人の目を気にして生きるのはかっこ悪い。そんなことを、思ってきた。だけど実際の自分はどうしようもなく人の目を気にしてしまうのだ。ひとがほんの一目哀れな目で私を見たとき、ほんの一瞬ばかにするように笑った時、ほんの一言傷つくような言葉を発したとき、自分がどうしようもないほどちっぽけに思える。

 だから、私はいつも自分のことを好きになってくれる人やほめてくれる人ばかり探して、その人たちに自分の良いところや素敵なところばかり見てもらおうとしている。それで、ちやほやされることを幸せと呼んでいる。これで、合ってるのかな。

 私は、緊張したくない。このどうしようもない自意識を、一体どうしたらよいのだろう。